秋月葛
秋月で葛の製造が始められたのは、江戸中期と伝えられています。文政元年(1818年)高木吉衛が上方に就き、数年かけて紀州保田葛の製法を学び帰り、さらに大阪から職人を呼んで吉野葛の製法も取り入れて良質の葛粉が作られるようになりました。黒田藩や幕府への献上品にもなり、全国に名を知られました。現在も九州葛生産の中心であり、良質な品質が受け継がれています。
鮎
水のきれいな川にしか生息していない鮎。海魚とはひと味違う洗練された味に、きっとご満足いただけるはずです。美しい水と共に暮らす朝倉市ならではの食材です。
スイゼンジノリ
味わうと、ほのかに漂う爽やかな清流の香りとゼリーのような独特の触感。学名を「スイゼンジノリ」という淡水のりで、清らかな湧水にしか生息しません。現在では全国で唯一、朝倉屋永の黄金川だけで育まれる、極めて貴重な自然の恵みです。このスイゼンジノリを自然乾燥させたものはその希少性と上品な味わいから秋月黒田藩の献上品とされていました。今も200年前とほとんど変わらぬ伝統的な製法で1枚1枚丹精こめてつくられています。
梨・巨峰・柿・博多万能ネギ
朝倉市はフルーツの産地として名高い地区。きれいな水と空気に恵まれた環境のもと、甘くて美味しいフルーツを生産しています。また、夏~秋にかけては、フルーツ狩りも楽しめます。博多万能ねぎは筑後川の清らかな水と肥沃な土地で育っているため、他の産地のねぎに比べても品質、棚もちがよいといわれています。甘木、朝倉、杷木地区で栽培されているものは博多万能ねぎと呼ばれ、生産量は全国一です。